身体をいたわるためには、質のよい睡眠をとることが重要ですよね。
1日8~9時間睡眠を意識し、健康のためにもゴールデンタイムには眠っているべきとされていて、これは22時~2時までの間は身体の機能を元に戻すためにベストな時間帯と言われているからです。
この時間帯に眠られないと、身体は大きなストレスを感じてしまうのです。でも「寝なきゃ寝なきゃ」と思うと余計に眠れなくなったり、イライラしてたり、なにか不安なことがあるとなかなか寝付けないこともありますよね。
適度な運動は健康な体づくりに必要
運動をすると心地よい疲れを得ることができ、それによって入眠障害・中途覚醒が解消することがあります。
運動をほとんどしない人は基礎代謝が低下しやすいので、慢性的なだるさを感じてしまうこともあるでしょう。人間の身体は適度な負荷を与えることで、本来の健康体や元気を引き出すことができるのです。
逆に、楽をしようとするほど、身体の抵抗力は低下して疲れを感じやすくなっていきます。
睡眠の質が悪い状態は、身体にとってよくありません。疲れ・ストレスをリセットできず、翌日まで持ち越してしまうわけです。
その状態で仕事をするわけですから、さらなる疲れ・ストレスが溜まってしまうことになってしまいます。(・_・;)
ヨガで心身をリラックスさせる
質のよい睡眠をとることは、自律神経のバランスを整える、ホルモンバランス・ターンオーバー※を正常化する、などのメリットもあります。
(※ターンオーバー→代謝回転。古い細胞や組織自体が新しく入れ替わること。Wikipediaより)
質のよい睡眠のためにも、ヨガはオススメです。ヨガの後は自律神経のバランスも整い、ぐっすり眠れることも多いです。適度な負荷を身体に与えていくことで、心身がリラックスできるわけですね。
また、副交感神経が優位になると、ストレスを感じにくい身体になるといわれています。ヨガの呼吸法・ポーズなどは、交感神経を抑制して副交感神経を活発にする作用があります。
さらに腹式呼吸ができるようになり、酸素をたっぷりと取り込むことができます。
全身の細胞に効率よく酸素を送り届けることで、細胞を活性化させることができるのです。人間の身体は60兆個の細胞から作られていますから、元気になるには細胞から健康にしていく必要があるというわけです。
ヨガをやるようになってから、睡眠の質が向上したという方の声を聞くことも多いです。布団に入ったらいつの間にか眠っていたという方もいて、特に寝つきが悪い方からの評価が上々です。
中途覚醒にも効果的で、夜中に目が覚めにくくなることで睡眠による疲労回復・ストレス解消効果が上がります。
不眠症や睡眠障害を放置しておくと体調悪化の原因ともなるので注意が必要
よく眠ないことが続くと、疲れやすくなる、日中に眠気を感じることが多くなる、些細なことでイライラする、仕事のミスが多くなる、などのトラブルも発生しやすくなりますよね。
病院などに行って薬で不眠症に対処するという方法もあるかと思いますが「あんまり薬に頼りたくない・・」という場合は、毎日適度な運動を続けてみるということをオススメします。当然ヨガもその一つで、ヨガは背中の緊張をほぐす作用もあり、副交感神経を正常にするのにベストな運動と言えます。
これは交感神経が集中している部位が背骨であり、適度な負荷を与えることで心身のバランスが正常になるためと言われています。
副交感神経が優位になると、心身がリラックスしてストレスを感じにくい状態となります。
たかがストレスを思われる方は多いでしょうが、疲労よりもストレスのほうが身体にとって害となるのです。ストレスが溜まると不眠症を招くことがあり、そこから体調不良につながる可能性があるからです。
ヨガで身体の代謝を良くして身体を温め免疫力を上げる
ヨガを続けていくことで、体温を安定させることもできるでしょう。ヨガをするようになって、身体の代謝が良くなり大量に汗をかくようになったという方は多いです。
汗は体内の老廃物を排出する役割があり、発汗によって身体が楽になります。身体の体温を上げることは免疫力向上にも一役買うところがあるので、無理なく初められるヨガでゆっくりと身体を温めて身も心も健康にしていきましょう。
脳の疲労を解消するために睡眠は重要
ヨガは脳の機能をリセットする作用もあるので、脳の疲れを解消して眠りにつきやすい状態にしてくれる効果も期待できます。ストレスとは脳で感じ取るものであり、ストレスを感じているときは脳が疲れているとも考えられます。脳の疲労を解消するには睡眠をとるしかなく、大切なのはいかに質のよい睡眠にするかです。
ヨガを続けていくことで身体の新陳代謝がよくなり、エネルギー生産を高めることができます。それにより体内毒素をスッキリと排出させて、疲労・ストレスが溜まりにくい状態にしてくれます。
ヨガで睡眠の質を上げて健康な心身を手に入れる
適度な運動により身体の代謝がよくなり、副交感神経が優位によってストレスを感じにくい身体になり、脳の機能をリセットすることで睡眠の質が改善されると、朝までぐっすりと眠られるようになるでしょう。
朝は健康のバロメーターであり、朝に元気でいられることは一日を元気にスタートする基本ですよね。朝に体調不良を感じているようだと、その日はずっと調子が悪い状態が続くことになります。
睡眠の質が体質を作ると考えてよいので、毎日の生活の中で良い睡眠をとるようにしていきましょう。
ヨガを始めとする適度な運動も大切でですが、早寝早起きを心がけた方がいいですよね。24時以降は眠りにつきにくくなってしまうからです。快適な入眠のためには22時くらいまでには眠りにつくのがオススメです。
冒頭にも紹介しましたが、そもそも睡眠のゴールデンタイムは22時~2時までの4時間であり、この時間帯に起きているのは健康上からもよくありません。
是非、毎日のヨガと早めに床につくことで心身ともにリラックスし、朝までぐっすりと快適な睡眠をとってください!